今日は色々あって、疲れているので極々簡単に感想エントリーです…。
安倍総理が昨日の記者会見で21日解散を宣言し、永田町は一気に選挙モードに突入しました。けれども野党の選挙準備が全く整っていないことが段々と明らかになってきたようです。
12日、民主と維新は互いに選挙協力を視野に社会保障や地方分権などでの共通政策を模索するとしたくらいで具体的な候補者一本化どころか、全国の選挙区に候補者を立てることも難しい状況です。
民主の地方県連の関係者の中には、「与党はずるいよ。こんなひどい状況ないよ」とぼやく人もいるくらいで、このまま選挙となると、野党の候補者同士が票を食い合って共倒れになることもあるとか。
民主は、11月上旬に所属する衆院議員55人の選挙情勢調査を行ったそうなのですけれども、その結果は、約半数が、ライバルの自民党や公明党などの候補に負けており、東京1区の海江田万里代表ですら、劣勢だったそうです。当時民主党内からは「こんな代表では戦えない。今すぐ代えて、党勢回復を図るべき」との声が上がっていたそうなのですけれども、安倍総理はこのタイミングで解散に打って出たのですから、党内はてんやわんわでしょう。
けれども、選挙協力が出来る出来ない云々で悩めるのはまだよい方で、みんなの党は解党となりました。20人の所属議員(衆院8人、参院12人)の一部は民主党など他党への合流を検討し始めましたけれども、党の設立者である渡辺喜美前代表は、新党の立ち上げを考えているようです。
ただ、他党に合流といっても、紙にサインすればそれでOKという訳にはいかないでしょうね。選挙区の後援会や支持者達に説明に回って、他党への合流に対して了解して貰わなければなりません。まぁ、そんな基本的なことすらしない"不義理な"政治家は、票を集めることなどできないでしょうけれども…。
というわけで、彼らは、まず自らの足元を固めるところから始めなくてはならず、選挙を戦って、支持の拡大まで手が出せない可能性もあります。
また、維新から分党した次世代の党ですけれども、当初、健康問題を理由に不出馬の意向を示していた石原慎太郎氏は、結局出馬することにしたようです。石原氏のネームバリューと集票力を考えると引退させることが出来なかったのでしょう。裏を返せば、石原氏以外に票を集められる人が少ないとも言え、こちらも苦しい戦いになるかもしれません。
政治評論家の政党別獲得議席予測によると、自民、公明で過半数を維持するものの現有の326議席から最大で62議席減らすなんて予測もあるようですけれども、自民党の谷垣幹事長は、公明党の井上義久両幹事長と東京都内で会談し、与党で270議席以上を目指す方針を確認しています。
現有326議席から、270議席にまで議席を減らすなんて、筆者はさすがにもう少しは取れるのではないかとも思っているのですけれども、まぁ、選挙は水もの。何が起こるか分かりません。下手に浮かれるよりは厳し目に見ておいたほうがいいのでしょうね。
コメント
コメント一覧 (1)
前回の退陣が余程悔しかったに違いない.
しかし彼の政策は国民を打ち据えるばかりのもの,
暗黒大魔王の大戸締り氏の説明を聞いても
政府が生き延びるばかりの政策に思える.
この様な小細工によってかの中小企業診断士殿の
「デフレ突入→退陣」の歴史的予測を覆せるものだろうか.
安倍政権はデフレ対策失敗により怨差の声の下で退陣するだろう.
問題は, 東アジアの緊迫した情勢の下, その瞬間を捉えた
支那や南朝鮮にしてやられることである.
そちらの方が心配だ.
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