今日はこの話題を極々簡単に……
中国が着々と孤立化の路をひた走っています。
6月14日に中国がASEANとの外相特別会合で、南シナ海の領有権争いについて、当事国同士の「2国間」で解決するとの合意文書案を提示し、ASEAN側に拒否されていたことが明らかになりました。
これは複数のASEAN外交筋が18日に明らかにしたもので国際司法裁判所が中国に不利な判断が出されることを見越して、その前にASEAN側との合意したと発表することで幕引きを図ろうとしたと見られています。
結局、その目論見は失敗し、会談後に共同記者会見も開けないという前代未聞の事態となりました。共同記者会見が開けないということは、要するに表向きに公表できる合意はないということですからね。決裂したのなら当然だったということです。けれども、外相会談で、南シナ海問題が決裂したからといって、共同会見を丸ごとキャンセルとは。普通は一つのイシューだけで会談するとは思えませんから。会談丸ごと南シナ海問題の議論でないとこうはなりません。もしそうだとすると、中国にとってこの問題はよほど重いということです。
そして、20日には、もし中国に不利な判断を国際司法裁判所が出した場合、中国は対抗措置として国連海洋法条約脱退を検討していると一部周辺国に伝達したと伝えられています。
脱退すれば、法に従わないと宣言するも同じですからね。いよいよ、世界秩序への挑戦者、中華思想全開の中国の姿が誰の目にも明らかになってきたわけです。
ただ、国連海洋法条約は、領海、接続水域や排他的経済水域等々を規定している条約ですからね。これを脱退するということは、海賊とは言わないまでも、それに近いことをいくらでも出来てしまいます。相手の領海に入って、海洋資源を根こそぎ取っていっても、平気な顔ができる訳です。
法に従わない相手に話し合いは無力ですからね。強制力が必要になります。もしも中国が本当に国連海洋法条約を脱退すれば、周辺湾岸国は身を守るために、増々団結して警察力、強制力を保持する方向に動くことになると思いますね。
コメント
コメント一覧 (4)
無法国が本性を現し始めましたね。
身の回りで例えるとご近所さんと一緒に防犯パトロールをするなり緊急時の連絡網を作るなりするのですが、私は助けてもらうが他人を助けることは自分が争いごとに巻き込まれ、けがをするかもしれないので傍観します。
と、公言すればそんな人間とは誰も相手にしてもらえません。
憲法改正をして集団的自衛権の完全行使、自衛隊の足枷排除をしないと近隣諸国と協力してならず者国家と対峙できないですね。
kotobukibune_bo
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日本は9条解除が間に合わない、欧米は地理的な距離の遠さからやる気がない、台湾は近すぎ&戦力配備済みで分が悪い、ロシアは先手での戦争しない、インドはヒマラヤのおかげでにらみ合い以上に発展しない、朝鮮は問題外……消去法的にやる気があるのあの辺くらいという。
モンゴル近辺から戦争してくれれば伝統と信頼の中原一掃セールになるんですがねぇ。
kotobukibune_bo
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ですから、初歩的で幼稚に感じるかもしれませんがお許しください。
世界の秩序を守る守らないは、各国の自由に任せられております。
そこで、秩序を守らせる国が必要になる訳ですね。
世界の国々が、集団でやってもよいのですが。
ところが、何らかのメリットがないと動かない国々とか、経済的な理由もあるのでしょうが調整が難しいのですね。
まぁ、簡単に言えば世界の秩序を守るつもりがあるのか、ないのかという究極的にはそういう議論になるのかなぁ。
kotobukibune_bo
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