今日はこの話題を極々簡単に……
9月4,5日に中国・杭州で開かれるG20サミットを前に、あたふたしています。杭州や周辺の地域では、今月24日から地元政府が大気汚染対策として、汚染物質を排出する工場などに対して、来月6日まで操業を停止させる措置を始めました。中には、会場から100キロ以上離れた上海の一部の工場でも操業を停止するそうです。
既に、全国から公安、軍など50万人を動員。空港や地下鉄駅などには武装要員を配置し、会場となる浙江省杭州市では50メートルおきに検問を設け、5分おきにヘリコプターが上空を巡視。更には、サミット会場付近には大量の装甲車や戦闘車両を並べるなど厳戒態勢を敷いているようです。相当なものですね。
逆にいえば、それだけテロなどを恐れているということです。
中国当局は、ウイグル族の動向を監視し、住民からの情報に数百元の賞金を掛けるなどして、テロリストの中国流入を警戒しているそうです。
中国にとって、気に掛けなければならないのはそれだけではありません。G20の会談内容そのものもそうです。
南シナ海の人工島や尖閣への挑発行動。南シナ海の九段線問題では、国際仲裁裁判所から完全否定されたにも関わらず、その手を控えようとはしません。
G20の議題に上がるのが普通ですね。
中国はG20でそれを議論するのは嫌な筈です。この問題についてはフルボッコされるのは確実だからです。仲裁裁判所の判決を無視しているのですから、国際法を守らぬ無法者として糾弾されてしまいますね。
また、南シナ海、東シナ海だけでなく、THAADの韓国配備や北朝鮮の核開発、ミサイル問題も俎上に上がる可能性があります。これも嫌でしょうね。
中国はTHAADの韓国配備に猛反発しています。
ありとあらゆる手を使って阻止しようとしています。先日、東京で行われた中韓外相会談でも、韓国のユン・ビョンセ長官に対し「THAADを取るか、韓中関係を取るか」と脅しましたし、今月3日に北朝鮮がノドンを発射したことに対する国連での批難声明採択でも、声明に『THAAD反対』を盛り込めと駄々を捏ね、結局採択できずに終わっています。
もう形振り構わず必死です。
おそらく、中国は、この辺りの自分に都合の悪い話は二国間協議で話す問題だとして逃げ、都合のよいところだけをG20全体会合で議論しようと動くと思いますけれども、他のG20の面々がそれを是とするかはまた別の話です。既に水面下で調整が行われていると思いますけれども、最終的にG20としてどんな声明が採択されるのかは、注目すべきと思いますね。
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