今日はこの話題です。



蓮舫氏の二重国籍問題、収束する気配が全くありません。

釈明する度に新たな過去の発言なり、疑惑なりが指摘され、その度に釈明に追われしかもその内容が変わる。これでは疑惑を持つなという方が無理というものです。

当初、メディアの取材で「生まれたときから日本人だった」と話していましたけれども、蓮舫氏の生まれた時代の国籍法は父系主義だったことから、生まれた時点では台湾人である筈だと指摘されると、日本で生まれて育ったという気持ちを話しただけ、17歳から日本人になったと発言を撤回。

けれども、台湾のパスポートは使ってないのかと問われると、失効していると答え、つい先日に台湾の代表処に返却しています。台湾籍を喪失した場合はパスポートも返却することになっていますから、本当に国籍を抜いたのかと疑惑を消すことはできていません。

そうかと思えば、1993年3月16日付の朝日新聞で、民放テレビ局のキャスターに抜てきされたことを受けて行われたインタビューで「在日の中国国籍の者として、アジアからの視点にこだわりたい」と答えていたことや、2010年の中国国内線の機内誌で「中華民国国籍を持っている」という記載があると指摘されると、「だった」と過去形で話したと苦しい言い逃れ。

最近では、「『一つの中国』論で言ったときに、二重国籍とメディアの方が使われることにびっくりしている」と「台湾は国ではない」論を持ち出しています。何でもありですね。

けれども、それについても、平成18年の国会法務委員会で「国家または政府に対する外交上の承認の有無とは関係なく、台湾出身の人には台湾の法が適用される」という政府答弁を例に反論されています。

もう新たな釈明をするたびに、不都合な事実を指摘されているような状態です。筆者は数日前のエントリーでこのままお咎めなしとはいかないのではないかと述べましたけれども、ちょっとそんな雰囲気が漂ってきたように感じますね。

この問題について、9月12日、共産党の小池晃書記局長は「3回の参院選で国民の信任を得て公人として仕事をしている。どこに問題があるのか。……父親が外国籍との理由で排除するのは極めて差別的だ」とも述べたようですけれども、とうとう蓮舫氏を擁護する声も「差別だ」だとか「選挙で信を得ている」とすり替え論になってきました。

もうネットで散々に叩かれていますけれども、国民の信といっても「二重国籍」が発覚する前のことですからね。信を得たとは言えません。これから選挙でどうか、ということです。

その意味では、民進党代表選が、信を問うという面がなくもないですけれども、民進党議員とサポーター票が対象ですから、国民全部とはいえません。とはいえその票、とくにサポーター票がどう動くのか、っちょっと興味ありますね。

筆者としては、この問題に対する蓮舫氏の対応は、信を得るどころか、逆に一般国民の「信」は相当数失ったのではないかと感じています。

仮に蓮舫氏が民進党代表になることがあったとしても、既に前途は多難になったのではないかと思いますね。

コメント

 コメント一覧 (1)

    • 1. ちび・むぎ・みみ・はな
    • 2016年09月13日 12:18
    • そりゃ, 自民党としては望むところだろう.
      嘘付党の連中は目前の事にしか動かないから,
      脱法議員を党代表にして何が起きるか
      考えもつかないのだろう.
      なんだか野良猫の集団みたいだ.
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