今日はこの話題です。



9月23日、「慰安婦の真実国民運動」は日本記者クラブで記者会見し、ジュネーブの国連欧州本部を訪問した派遣団が、国連人権理事会に対し「クマラスワミ報告書」の信憑性を検証するため、特別報告者を日本に派遣するよう要請したことを明らかにしました。

「慰安婦の真実国民運動」は、慰安婦問題で日本の名誉を守ろうとする立場の個人・諸団体の連絡組織とし2013年7月に結成された団体で、外交評論家の加瀬英明氏が代表を務めています。

「慰安婦の真実国民運動」はこれまで何度も国連に人を派遣しているのですけれども、16日、幹事の藤岡信勝拓殖大客員教授が演説で、クマラスワミ報告書の基となった吉田清治氏の証言は「すでに根拠を失っていることが立証されている。吉田氏の息子も『父は歴史を捏造(ねつぞう)した』と語った」と指摘し、アメリカでは不当に建てられた慰安婦像などにより「日本の子供たちがいじめと差別を受け、その親が安倍晋三首相に嘆願書を提出した」と述べて理事会に対応を訴えたようです。

クマラスワミ報告書については、これまで何度かエントリーしたことがありますけれども、2014年10月のエントリー「慰安婦論争とクマラスワミ報告」で、報告で引用された文献の怪しさについて述べたことがあります。

今回の派遣団は、現地の国連施設内で関連イベントを開催したのですけれども、日本人以外の参加者から「韓国軍だって慰安所を利用している。なぜ日本がそんなに責められるのか」といった意見も出たようです。

ただ、国連の各種委員会は、中韓及び反日・サヨク団体からの工作が浸透し、強い影響力を持っていることは、かねてより指摘されています。

こちらのブログでは今年3月の女子差別撤廃委員会での、工作ぶりを鋭く糾弾しています。

その意味では、国連人権理事会が素直に特別報告者を日本に派遣するのかどうかは疑問が残ります。

けれども、だからといって何もしなくていい筈はありません。その結果が今なのですからね。反日プロパガンダには徹底的に対抗する。一年や二年で終わる話ではありません。

慰安婦に関する昨年末の日韓合意にせよ、早くも韓国野党が、合意は慰安婦問題の完全な解決ではないと主張し、お得意の「ムービング・ゴールポスト」を始めてますからね。

政府ももっともっとプロパガンダ戦に力を注ぐべきだと思いますね。

コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. ちび・むぎ・みみ・はな
    • 2016年09月25日 13:11
    • この問題で一番の足枷になっているのは
      安倍政権の
      保守を装うグローバリズム
      自主独立を装う対米依存
      政権維持のために米国との間にはどの様な緊張も作りたくないチキンハート
      であろう.
      そもそも, 政府が戦わないのがおかしい.
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    • 2. そもそも
    • 2016年09月26日 21:41
    • 河野談話、村山談話、安倍談話を破棄しなければ、
      プロパガンダも何も無いと思いますよ。
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