今日はこの話題です。
カジノを始めとするIR・統合型リゾート法案について与野党の攻防が激しさを増しています。
12月4日、自民党の西村総裁特別補佐は「審議時間が短いという指摘は、真摯に受け止めなければならない面もあるが、依存症対策などは、何度も議論したので、相当深い議論ができたのではないか」と述べ、6日に衆議院を通過させたい意向を滲ませました。
これに対し、民進党の野田幹事長は「あまりにも強引さが目立ち、粛々と衆議院本会議で採決しようというのはとんでもない」と、自民党の国会運営は強引だと反発しています。
実際、審議の時間が五時間半だったらしいのですけれども、それについては、先の西村総裁特別補佐が「早い段階で審議に入ろうと何度もお願いしてきた。審議に入っても民進党は1回目の審議を拒否した。審議時間が足りないという資格がない」と述べています。
自分で審議を拒否しておいて、じゃあと採決をとったら強行採決だ、強引だ、と批判するのでは、ちょっと相手にできないですね。やはり批判するだけ、反対するだけ。一体"提案型"は何処へやら、影も形も見当たりません。
民進党は、近く法案への賛否を意見集約する方針としていますけれども、3年も前に出ている法案に対して、今頃意見集約とは一体どういうことなのか。
IR法案について、民進党は一枚岩ではありません。
11月24日、民進党の有志議員がIR整備推進法案の早期成立を目指す議員連盟を発足させています。
会長には長島昭久元防衛副大臣が就任。顧問に前原誠司元外相、幹事長に松野頼久元官房副長官が就いたようです。ただ議連初会合の出席議員は執行部と距離を置く非主流議員12人のみで参加メンバーも約40名に留まったことから民進党の方針を覆すには至らないだろうと見られています。
尤も、彼らはIRについて党内議論を活性化させたいという思惑があるようで、松野幹事長は、初会合で「民進党としては、議連がなく、党内でIRの議論をしてこなかった」と指摘しています。
だからこその党内集約なのかもしれませんけれども、何れにせよ周回遅れの感が拭えません。
これについて12月2日、民進党の安住代表代行は「推進したい議員の人達の気持ちは判るけど、本来賭博に関係する法案は、議員立法ではなくて、内閣の責任で出さなきゃダメなんですよ。何故かと言えば、そこには刑罰が関わって来るし、他の賭博との関係とか、それこそ今、依存症の皆様の家族の会が懸念しているように実際今、行われているギャンブルですら我が国では依存問題というのが出ているワケでしょ。……閣法でキチッと出して重要法案として政府が責任をもってちゃんと国民に提案するんだったら議論の遡上にのぼって、通常国会でやりゃぁ良いんですよ。」と述べ、党内議論はすべきでないと牽制しています。
けれども、この安住氏の発言については、ネットなどで、法案は元々民主党議員の手によって作成された議員立法で、民進党の前原氏が国交大臣の時に検討を始めたと散々突っ込まれていますね。
またいつものブーメランといえば、彼ららしいのかもしれませんけれども、正直言って食傷気味です。何でも反対・ブーメラン。民進党のイメージは当分変わるようには見えないですね。
コメント
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本質的に、蓮舫が戸籍謄本を公開しない限り、無理ではないでしょうか。
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