今日はこの話題です。
6月22日、北米プロアイスホッケーのNHLは来年2月に開催される平昌冬季五輪に出場しないことが明らかになりました。この日発表された2017ー2018シーズンの日程によると、10月4日に開幕し、翌年6月中旬までレギュラーシーズンが開催され、事実上、平昌五輪への出場は不可能となります。
もっとも、この話題は今年の4月の段階から噂されていました。NHLは4月3日、平昌五輪にNHL所属選手が参加するためのシーズン中断を拒否すると発表しています。従って今回の来シーズンの日程発表は4月の発表に沿ったものだということです。
NHLのチームオーナーらは、選手が五輪出場により経済的利益を得られないだけでなく、20日近くリーグを中断しなければならず、更には主力選手の負傷の可能性もあるとして五輪出場に消極的な立場でした。
更には、これまで免除されてきた保険など経費負担を求められたことも不参加の要因だとされています。
4月のNHLの発表を受けて、国際オリンピック委員会(IOC)、国際アイスホッケー連盟(IIHF)などが説得に乗り出していたようですけれども、今回、シーズンを中断しない日程をNHLが発表したということは、参加しないで確定したということです。
平昌五輪組織委の関係者は「NHL事務局が不参加を宣言したが、選手らが五輪出場を強く望めば所属チームも揺れるしかない……事態の推移を見守るしかない」と述べていますけれども、派遣しないと4月に発表して既に2ヶ月経っても、決定が覆らなったのですから、この先、待ったところで望みは低いでしょう。NHLが組織として派遣しないと決めた以上、選手が五輪に出る場合は個人での参加となる公算が高い。
けれどもアイスホッケーは一人ではできません。代表チームを組めるだけの人数を揃えなければなりません。それだけの人数が全て個人としてチームを離脱する必要がある、となるとやはり厳しいと言わざるを得ませんね。選手達もプロである以上生活が掛かっています。勝手にチームを離脱してレギュラーから外されるだけなら未だしも、最悪の場合、解雇ということまで考えなければならないかもしれないですからね。そう簡単な話ではありません。
今回のNHLの参加拒否で、平昌五輪へ暗雲が垂れ込めてきました。少なくとも、大会の盛り上がりや入場券の収益への影響は避けらません。
平昌五輪でのアイスホッケーの入場券販売収益は341億5000万ウォン(約33億3700万円)と予想されているのですけれども、これは入場券収入全体の実に19.5%を占めるのだそうです。
既に、今年2月から4月まで行われた平昌五輪入場券のオンライン1次販売でアイスホッケー競技は4万5300枚(韓国内1万3300枚、海外3万2000枚)の申し込みがあったそうですけれども、今回のNHL不参加発表で続々とキャンセルが出ると思われますし、今後の売り上げも一気に怪しくなりました。
平昌五輪組織委の関係者は「NHLの不参加でアイスホッケーの入場券の収入額も影響を受けるだろうが、メインスポンサーが入場券を大量に購入すれば大きな打撃はないだろう」と話したそうですけれども、そのメインスポンサーとやらが入場券を大量に購入してくれる保証があるのでしょうか。
ちょっと楽観に過ぎるのではないかと思いますね。
更に、平昌五輪が無事開催できるか心配だと発言した文在寅大統領ですら、その対策に乗り出した様子はありません。なぜなら勇ましく北朝鮮との共同開催を打ち出してはみたものの、金の工面をしていないからです。既に、平昌五輪は予算不足に陥っており、大会会場を建設する建設労働者に対し賃金不払いの状況です。にも関わらず、6月補正予算案に「五輪関連」はありません。
どこまで本気でやる気があるのは疑わしいですね。
ケンチャナヨと何万遍も唱えたところで、天から金が降って来るわけではありません。文政権はノッケから大きな壁にぶち当たっていくのではないかと思いますね。
コメント
コメント一覧 (1)
IOCは「我々は『立候補』した開催地に開催許可を与えることしかできない。」といってにげるんでしょうか。
kotobukibune_bo
t
が
しました