昨日の続きです。



マスコミの信頼度がどんどん低下しています。

先日のアメリカのトランプ大統領が訪韓した際の晩餐会で竹島の海老を独島海老と称して出したり、元慰安婦を呼んでトランプ大統領とハグさせたりして話題になっていました。

これについてフジテレビのサンデーモーニングのコメンテーターである寺島実郎氏は「韓国はトランプ大統領に独島海老や慰安婦とハグさせたりが反日演出をやってきた。これは韓国が勝手にやったと思ったら間違いでがアメリカの意志」とコメントしました。

これについて、産経新聞は、アメリカ政府の指摘を受けた韓国側がメニューから「独島」の文字を削除したこと、トランプ大統領が元慰安婦と認識せずに抱擁していたと報じています。

寺島氏のコメントは即座に嘘だとバレた訳です。

ここにきて、サンデーモーニングに対する批判の声は増々高まってきたように感じます。

噺家の桂春蝶氏は、ツイートで「サンデーモーニングの報道姿勢とコメンテーターの偏りは、もはや北朝鮮級。でもこの手の番組が存在する事を僕は否定しない。思想は自由であるべきだ。では何故「そこまで言って委員会」は全国放送できないのか? 一番報道に偏りがあるのは東京。その東京が国の情報を動かす恐怖をもっと知るべきだ」と批判しています。そのとおりです。

文化人の中からでも偏向報道に関する批判の声が出てくるようになりましたね。

もう既に20代、30代の若年層はマスコミを相当信じなくなっているのですけれども、当のマスコミはそれを認めたくないのか、若者は保守化したなどという論を展開しています。

毎日新聞は「自民勝たせた若者の意識 「青春=反権力」幻想に」という記事で、今の若者は変革を好まない「青春=反権力」はもはや幻想だ、などと嘆いてみせています。ピンボケも甚だしいですね。

弁護士の北村晴夫氏は「ネットとかであらゆる情報をさらうことができる若い人の間では『あれ?テレビで言っていること間違ってんじゃねーの?』ということが分かりかけている……彼らからすればあたかも保守的だよねと。そうじゃなくて情報を取れる人たちですよ」とズバリ解説しています。それだけのことです。

筆者の見る限り、今の若者は十分に反権力です。より厳格にいえば「権力をたてに私腹を肥やす卑怯者」を許さない正義感を持っている。

これは、しがらみが少なく、物事を真っ直ぐにみれる若者特有の特権といっていいと思いますね。
彼らはそれを全然失っていない。だからこそ、マスコミが批判される。

なぜなら、彼らの目に映っている権力は安倍政権ではなく、マスコミそのものであるからです。

フェイクニュースを垂れ流し、自分達が気に食わない安倍叩きを続ける。その姿勢そのものが嫌悪されているのですね。

或いは、マスコミは自分達のことを権力者だとは思っていないのかもしれません。

11月12日、東京新聞の臼田信行編集局長はある市民向け講座で「新聞で見分けるフェイク知るファクト」をテーマに講演しました。

臼田氏はトランプ大統領がフェイクニュース、オルタナティブファクトなどと繰り返し発言していることに触れ、国内外で「事実じゃないことを事実として伝えられる、あったことを無かったかのように言う動きが広まっている」と述べ、新聞は「事実こそ命。事実を探し、現場を踏み、話を聞き、裏付けを取り、確かな事実を伝えようとしている……戦時中は事実と違う大本営発表がまかり通っていた。その反省に立って新聞を作っている。権力を厳しく見るのは当然のこと」と述べたそうです。

ネットを使っている人からみれば「自己紹介乙」とでも揶揄されるところでしょうけれども、筆者はこの発言を読んで、もしかしたら、本当に彼らは自分達を権力者とは思ってないのではないかと思ったのですね。

民主国家において、有権者に影響を与えることのできるマスコミという存在は自らの権力の巨大さをよくよく自覚すべきだと思いますね。

フジテレビ「報道2001」で報道局上席解説委員の平井文夫氏は「選挙に勝ち支持率も戻った。選挙は有権者の最終判断。安倍さんは各国首脳から『あんたよく勝ったな』と驚かれた。負けるかと思っていたという声もあった。安倍さんを嫌いな習近平氏も観念して満面の笑みで迎えた。外交の舞台でも選挙が全て」と述べています。

これは選挙前にさんざんマスコミが安倍叩きを繰り広げたからですね。各国首脳に負けるかと思わせる程の力があるということです。これも彼らが権力側の人間であることの傍証だと思いますね。

この"公平でない卑怯な権力者"に対して、若者は反発し、"反権力"な行動を始めています。安倍総理の選挙演説での「偏向報道は犯罪だ」プラカードもそうでしょうし、秋葉での演説を取材するマスコミに対して「偏向報道止めろ」と罵声が飛んだのもそうでしょう。

時流も読めず、事実を在りのまま見ることもできない存在は、いずれ世の中から不要とされ、それ相応の立場に収まるしかなくなると思いますね。
 

コメント

 コメント一覧 (3)

    • 1. 竜の返り血
    • 2017年11月20日 21:31
    • 竜と戦った勇者が、竜の返り血を浴びたため、自らも竜となってしまう物語がありますね。
      権力と戦ったマスコミが、権力の返り血を浴びたため、自らも権力者となってしまった、ということですかね。
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    • 2. 世襲
    • 2017年11月20日 21:53
    • 「ネトウヨは男のすることじゃない!」右翼民族派の主張
      http://diamond.jp/articles/-/149724
      2017.11.19 週刊ダイヤモンド編集部 
      本当の右翼っていないね
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    • 3. 真っ赤なアカヒ
    • 2017年11月21日 02:35
    • 終刊ダイヤモンド……
      左翼機関紙の一つですねwww
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