昨日の続きです。
11月22日、サンフランシスコ市のエドウィン・リー市長は慰安婦像の寄贈を受け入れる決議案に署名しました。これを受けて、翌23日、サンフランシスコ市と60年にわたる姉妹都市を結んできた大阪市の吉村市長は「リー市長の行動により姉妹都市の信頼関係は消滅した。姉妹都市解消に向けた内部手続きを行い、12月中には手続きを完了させたい」とのコメントを出しました。
これについて、朝日新聞は社説「姉妹都市 市民交流を続けてこそ」で、「人と人」の交流との原点に立ち返り、関係を続けていくべきだ、と反対意見を述べています。
朝日はこの社説で2012年、南京大虐殺はなかったとする河村たかし名古屋市長の発言に反発した中国・南京市が「断交」を宣言した際、日本側が「問題と切り離して交流を続けるべきだ」と主張した例を取り上げ、大阪市がしようとしていることはこの逆だ、と批判しています。
一見もっともらしく聞こえるかもしれませんけれども、朝日の主張には大きく見落としている点があります。それは、「嘘」に目を瞑っているということです。
南京虐殺については、その真偽に疑問の目が向けられていますけれども、慰安婦については、もっとはっきり「嘘」だと分かっています。その嘘を棚に上げて、交流を続けるというのは、その「嘘」を事実だと認めることになります。しかもその「嘘」の発信源は他でもない朝日新聞自身です。
吉村大阪市長は、朝日の社説について「『ちょっと待て』はこっちのセリフだよ、朝日新聞。吉田虚偽証言を何度も報道し、クマラスワミ報告に発展し、国際社会では朝日の虚偽報道が真実になってる。2014年になってやっと国内向けに訂正記事と謝罪。僕を批判する前にやることあるでしょ」とツイートしていますけれども、まぁ、そういうことですね。
この件について、読売新聞は「史実を歪曲わいきょくした内容だと言うほかない。旧日本軍が慰安婦を強制連行したかのような誤った印象を与える。市議会が公的なモニュメントとしてのお墨付きを与えたことは、極めて遺憾である」と吉村市長の判断を肯定しています。読売は朝日と違って「嘘」に目を瞑っていない。朝日と決定的に違う点ですね。
朝日の牽強付会に騙されてはいけない。
先日、加計学園に関する朝日新聞の社説に関し「朝日新聞、死ね」とツイッター投稿して話題になった維新の会の足立議員に対し、朝日新聞は「日本死ね」は政策に不満を抱える市民の表現であって国会議員の活動での言動は同列にできないと噛みつきました。政治家の発言と市民の発言は同列ではない、という朝日にとって都合のよいロジックですね。
これに対して先日、足立議員は次のようなツイートをしました。次に引用します。
今朝、ある方からメッセージが届きました。朝日のロジックに従えば「慰安婦像立った、朝日死ね」は朝日の記事に不満を抱える市民の表現ということになります。国会議員の発言と同列ではありませんし、批判することもできない筈です。
慰安婦像立った、朝日死ね。
朝日新聞の報道姿勢にやり場のない怒りを抱えた国民の声。匿名ではありませんでしたが、お名前は伏せて紹介します。社として改めて国民に謝罪し慰安婦像の原因を作った責任を取るまで、国民の怒りが収まることはありません。
もしもこれにも批判をいうのなら、まさに朝日は自分を批判する者は許さないという言論弾圧機関と変わらなくなります。
もしかしたら、その足立議員が紹介したという「ある方からのメッセージ」なるものが捏造だというかもしれません。けれども、それは散々捏造していた朝日がどの口でいうのか、というものでしょう。
最近も、モリカケで捏造報道をやったばかりですし、先の総選挙では安倍引きずり降ろしキャンペーンを張りました。結果は、安倍自民の大勝に終わりましたけれども、悔しい朝日は選挙結果は正しくないと言い始めました。
元テレビ朝日記者でフリージャーナリストの末延吉正氏は「安倍政権を倒す為にフェイクニュースをやり、負けたらこういう事言うって、『自分達(メディア)が信用されてないって事を考えないと』朝日の再生もない」とコメントしています。正にその通りですね。
足立議員の「ある方からのメッセージ」紹介ツイートにしても、ネットでは賛同の嵐のようです。
最早、自分を批判する者は許さないというマスコミの態度を、世間が許さない時代なのです。
コメント
コメント一覧 (1)
遺憾の意を表明するだけではダメ。
市長の決断を支持致します!!
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