更に続きです。



慰安婦問題を何度も何度も蒸し返し、執拗な反日を続ける韓国ですけれども、その韓国が過去行った残虐無道な行為に欧米が気づき始めました。ライダイハン問題です。

ライダイハンについては、これまで何度か取り上げてきましたけれども、ライダイハンとは、ベトナム語で「韓国との混血雑種」を意味する卑語で、韓国がベトナム戦争に派兵した韓国人兵士による現地ベトナム人女性に対する強姦などの性的交渉により生まれた子供のことです。その数は数千人とも数万人ともいわれています。

今年9月11日、イギリス・インディペンデント紙は、「戦時下でレイプされたベトナムの女性たちは、生涯受ける苦痛と損害に対する裁きを求めている」という記事で、ベトナムの被害者女性たちの声を掲載しました。

インディペンデント紙は当時、韓国兵にレイプされ、妊娠・出産した女性の恐ろしい体験や、彼女の息子がライダイハンとしてこれまでに受けた差別についての当人たちの証言を報じ、「韓国がベトナム戦争に関与した話は、ほとんど知られていない」、「韓国軍の部隊は民間人女性を単独で搾取するだけでなく、彼らの国は告発を決して認めず、調査のための措置を取らなかった」と解説しています。

この記事を読んだ読者からは「彼らは日本に対しては、第二次世界大戦中に慰安婦だった女性たちに対し、補償や謝罪以上のことを求め、強く抗議してきたが、私は、韓国が、1970年代に起きたこうした出来事について調査するのはより簡単なはずなのに、こうした彼女たちの告発を決して認めないということが信じられない」などと、韓国に対する批判の声があがっています。当然の反応ですね。

インディペンデント紙は1986年に発刊した比較的新しい新聞です。買収問題や経営権で縺れていた当時の新聞業界で、気骨のある名記者たちが大手新聞社を飛び出して設立した新聞社です。

ピークとなる1989年には42万部の発行数を誇りましたけれども、その後低迷、2016年3月に紙の発行を止め、デジタル版のみに移行しています。

この新聞は、インディペンデントの名が示す通り、右にも左にも偏らない独自の編集方針の下、反戦や環境保護などメッセージ性の強いネタを頻繁に扱い、大きな文字や数字を表紙に並べて自社の主張をはっきりと伝える特徴があります。

ターゲット層は中産階級で、イギリスでは高級紙に属します。

ただ、イギリスの新聞は競争が激しく、内容が保守的だと読者が離れてしまう為、最近は高級紙と呼ばれるものも芸能人のゴシップ記事を掲載するようになっているそうです。

また、読者も一つの新聞だけ購読するのではなく、今日は「タイムズ」紙、明日は「インディペント」紙といったように時によって違う新聞を読むことも多いそうです。

右でも左でもない高級紙がライダイハンを取り上げた。

この影響は少なくなく、欧米でも韓国政府の不誠実ぶりが知れ渡り始めています。

今年9月、「ベトナムで韓国軍兵士の性的暴行に遭った女性たちが過酷な人生を送っていることを多くの人たちに知ってほしい」として、英国の市民活動家ピーター・キャロル氏の呼び掛けによって「ライダイハンのための正義」が発足しています。

ロンドン市内で開かれた設立イベントにはブレア、ブラウン両政権下で司法相や外相などを務めた労働党の重鎮、ジャック・ストロー氏も参加し、基調講演の中で、「ベトナムで韓国兵が行った性的暴行は重大な人権問題だ。被害女性が求めているのは賠償ではなく謝罪。韓国政府は女性たちに謝罪すべきだ。人権重視の英国から被害実態を調査することを国際社会に求めたい」と述べています。

更に、同団体のメンバーで英国人ジャーナリストのシャロン・ヘンドリー氏は「韓国政府は決して韓国兵が行なった行為を認めず、調査すらしない」と、韓国政府の姿勢を批判しています。

韓国が執拗に慰安婦問題を世界中に宣伝したのが、ここにきてブーメランとなってきました。

ただ、イギリスから起こったこの動きの裏には、中国の暗躍があるのでは、という指摘もあります。

こちらのブログでは、設立イベントに参加したジャック・ストロー氏は中国寄りの人物であることと、駐英中国大使館が行う新年祝賀会に毎年参加している元英国議会議員のサイモン・ヒューズ氏のサイトのIPアドレス「109.74.241.69」が「ライダイハンのための正義」のIPアドレスと同じであることから、サイモン・ヒューズ氏が糸を引き、そのバックに中国政府が関わっているのではないかと述べています。

確かに中国であれば、それくらいはやりそうです。件のサイトの管理者は、THAAD問題に対する意趣返しではないかと述べていますけれども、もし韓国がTHAAD配備を取りやめ、完全に中国の軍門に降るようなことがあれば、「ライダイハンのための正義」の活動も急激に萎んでいくのかもしれません。

ただそれでも、一度拡散した情報は取り消すこと難しく、日本にとってもライダイハン問題は慰安婦問題に対するカウンターになります。

進展に注目ですね。

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