今日はこの話題です。



1月10日、韓国の文在寅大統領は年頭の記者会見で、慰安婦問題の日韓合意に基づき日本政府が拠出した十億円について、日本政府や元慰安婦、市民団体と協議し「問題解決に向けた使い道に合意できれば望ましい」と述べました。

大統領府関係者によると、慰安婦問題の記念施設建設や教育事業に充てる思惑があるようなのですけれども、これは慰安婦に対する「癒やし金」として供出されたもので、ナントカ記念施設とか教育に充てる目的ではありません。

慰安婦合意では、次のように述べられています。
○日本側発表
(2)日本政府は、これまでも本問題に真摯に取り組んできたところ、その経験に立って、今般、日本政府の予算により、全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒す措置を講じる。具体的には、韓国政府が、元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し、これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し、日韓両政府が協力し、全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心を傷の癒しのための事業を行うこととする。

○韓国側発表
(1)韓国政府は、日本政府の表明と今回の発表に至るまでの取組を評価し、日本政府が上記(1)、(2)で表明した措置が着実に実施されるとの前提で、今回の発表により、日本政府と共に、この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。韓国政府は、日本政府の実施する措置に協力する。
このように、日本からの供出金の使途まで明確に示されています。従って、韓国側の考えはこの時点で合意違反です。

しかも記念館建設となれば、慰安婦像撤去や国際社会にて批判しないという残りの合意にも明確に反します。いわば日本が払った金で、慰安婦問題に火を付けるようなもので、お話になりません。

厚顔無恥にも程がある。

NHKは1月6日から8日に掛けて、文在寅大統領が慰安婦合意に対し「慰安婦被害者の意見を聞かずに朴槿恵政権が一方的に進行したので、誤っていた」いう趣旨の発言をしたことについてアンケートを取ったところ、「大きく納得する」という回答はわずか1%、「ある程度納得することができる」という回答も8%となりました。

一方、「あまり納得できない」という回答は31%、「ぜんぜん納得できない」という回答は51%に、否定的な回答が計82%という結果となりました。

最早、嫌韓を通り越して呆れ返ったという方がいいでしょうね。

安倍総理は2月の平昌五輪の開会式を欠席する方向ということですけれども、当然でしょうし、それを批判する声も上がる事はないでしょうね。

ところが、国家間合意を平気で踏みにじる対応をする文政権を韓国の国民は是としています。

1月10日、韓国の世論調査専門機関のリアルメーターが、今回の慰安婦合意に対する文政権の対応について世論調査を実施したところ、「従来の慰安婦の合意を事実上破棄したもので、今後の韓日外交関係を考慮すると、適切な決定だ」という回答が63.2%、「従来の慰安婦の合意を破棄せず、再交渉を求めていなかったおかげで、間違った決定」が20.5%という結果となりました。

いくら感情が優先する国とはいえ、信じがたい結果です。世界の常識から見ても余りにもかけ離れている。

弁護士の八代英輝氏は、テレビ番組で「韓国という国は自分自身考えた方がいいですよね、もう少し。自分たちは国として機能しているのか、国としての体を成しているのかってことを覆すような発言を外務大臣が言ってくる」と、韓国政府を厳しい口調で批判していますけれども、これでは国としての付き合いは出来ないですね。

しばらくは、事実上の断交も止む無しですね。


 

コメント

 コメント一覧 (1)

    • 1. 戦時は便衣兵
    • 2018年01月12日 07:32
    • その韓国騒動を隠れ蓑に、尖閣諸島に侵犯する中国共産党・人民解放軍。
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