今日は感想エントリーです。
森友でネタ切れしたマスコミがまた加計学園問題を蒸し返し始めました。
加計学園の獣医学部の設置に関して、安倍総理が便宜を図っていたのではないかとまた叩いています。
その根拠というのが、愛媛県や今治市の職員、学園幹部が当時の柳瀬唯夫首相秘書官らと面会した際に愛媛県が作成したとされるメモに「首相案件」と書いてあったからだというのですね。
このメモなるものが何かというと、会議の内容を報告するためのメモであって、それ以上のものでも何でもありません。
このメモについて、愛媛県の中村知事は記者会見で次のように述べています。
「愛媛県では職員がいろいろな会議に出席する。今回のように結論が出たという会議ではないので、このような内容でしたというのは場合によっては報告するようになっている。出席した職員が口頭報告のために作ったメモというのが実態。この文書は保管義務というのがないので、文書そのものは愛媛県庁にはこの段階では確認できていない。しかし、一人ひとり担当職員に直接確認をしたところ、当時の担当職員が出席した会議の備忘録として書いた文書であるということが判明した……県庁職員は真面目な職員ですから、報告のために記述したのは間違いないと思っている……何も悪い事をしていないので、そういう風に言われるのは辛い。熱意・状況を国の機関に伝えるために活用されたもので、それ以上のものにはならない」と述べています。
4月10日の「プライムニュース」に出演した亀井静香元金融担当相はメモを巡る報道に呆れ果てているとし、「公務員が仕事をすれば必ず公文書はできるでしょ?その中で重要なものについては、それぞれ保管をするというような処置を取りながら残しているんだけど、ほとんどそういうのはゴミ箱に捨ててるんだよ。だって、そういう役所が作った文書を役所が全部保管をするなんてね、そんな無駄なことをしちゃいけませんよ……そんなものはね、ゴミ箱に捨てるのが当たり前の話さ。なんでおかしい?そうでしょ?そんなものをいちいち全部取っとかないかんの?」と述べ、「なんでこんなことをさ、あなた方だってさ、キャッキャキャッキャ取り上げているのか、おれにはさっぱりわからん」とマスコミの姿勢を批判しています。
ましてや今回のは公文書ではなく、只のメモ。それも会議の備忘録で保管義務もありません。
また、問題視されている「首相案件」にしても、官邸主導の戦略特区の話ですから元から首相案件です。したがって、「首相案件」と書いてあるからといって、それがイコール便宜を図ったのだ、というのは短絡に過ぎます。明快な証拠をださないと説得力に欠けます。
11日の予算委員会で、立憲民主党の枝野代表が、愛媛県の「首相案件」メモについて、「こんな具体的なものをでっち上げで作れるのか。柳瀬氏や首相がうそをついているとしか思えない」と総理が便宜を図ったのだと批判しました。
これに対し、安倍総理は「先程、文科省の文章で『総理の意向』と言われたが『総理が議長なので総理からの指示に見えかねない』と大事な所が省かれてる。あの文章は総理の意向でないことを示す文章」と反論しています。
これは恐らく「国家戦略特区諮問会議決定という形にすれば、総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか」と記載されている部分のことだと思われますけれども、官邸主導の政策だから箔を付けるように小細工というか吹き込んだということでしょうね。
こんなやり方をしないと進まないのが問題なのかはさておき、これだけで総理が指示したのだと決めつけるのは無理があります。
枝野代表は、柳瀬氏と文書を作成した県職員を証人喚問し、証言を突き合わせるよう要求していますけれども、森友と同じく、いくら穿り返したところで、安倍総理が関与した証拠は何も出ずに終わるのではないかと思いますね。
コメント
コメント一覧 (2)
安倍総理が関与したことが問題という前提で議論が進んでいますがその前に仮に安倍総理が関与していたとして何が問題なのでしょう?
その昔、田中角栄氏の私邸には多くの陳情客が詣でていたそうです、当然いくつかの案件は実現したのでしょう、それは今でも同じであり何ら問題視されていません。
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