今日はこの話題です。
米朝首脳会談を控え、北朝鮮が色んな動きをしています。
6月6日、アメリカの北朝鮮分析サイト「38ノース」は最新の商業衛星写真に基づき、北朝鮮が北西部・亀城の北方にある弾道ミサイルの実験用発射台が撤去されたとの分析を発表しました。
38ノースによると、発射台は新型中距離弾道ミサイル「北極星2」の開発のために使われていたもので、大陸間弾道ミサイルのような大型ミサイルの発射実験にも使われた可能性があるとしています。
撤去は5月の第2週から始まり、19日までにほぼ終了したそうです。
また、4月には北朝鮮労働党の地方組織や国営企業の党幹部向けに、金正恩党委員長が涙を流すシーンの収められた記録映画が上映されたと伝えらえています。
何でも、その映画では、金正恩が自分の泣き顔を晒し、「強盛国家を実現するため努力してきたのに、改革がうまくいかないもどかしさから、涙を流しておられる」という主旨のナレーションが流れるのだそうです。
何故、こんな映画を態々流したのかについては色々憶測されていますけれども、核廃棄という大きな方針転換を浸透させるためではないかという見方もあれば、民を思う慈愛深き指導者を演出しているのだ、という見方もあるようです。
けれども、現実は、金正恩が望む程、民から慕われている訳ではありません。
アメリカの情報当局関係者によると、最近は全世界で15万人にも及ぶ脱北者達が「正恩政権打倒、自由民主政権樹立」で連携しているともいわれ、また複数の日米情報当局関係者情報によれば、地方では、人民だけでなく、朝鮮人民軍兵士も飢え、病人、餓死者が続出。飢えた兵士が夜、徒党を組んで強盗を働き、「正恩氏一家だけがステーキを食っている」と怒りを爆発させていて、激怒した軍幹部らが「正恩氏の居場所」などをリークし、反乱をあおる動きがあるそうです。
そうしたことから、金正恩は、先日訪朝したマイク・ポンペオ国務長官との会談で「シンガポールには行けない。私が平壌を離れている間にクーデターが起きる」と本気で心配して震え、泣きついた」とも伝えられています。
実際、韓国のネットでは、6月1日の昼、人民軍将校の1人が保衛司令部の逮捕令を受けて抵抗し、平壌市の人民武力省庁舍近くで銃撃戦となったなどという噂まで流れています。
そこまで足下が不安であれば、米朝首脳会談が流れる可能性がないとも言い切れません。
この話が本当であれば、経済制裁は相当に効いていることになりますし、日米にしてみれば、制裁を続けて、クーデターを誘発するという手もなくはありません。
なんとなれば、経済制裁を維持したまま、米朝首脳会談を二ヶ月に一回くらいのペースで日米が満足するレベルに達するまで何度でもやるという考えもあります。勿論、今の制裁で北朝鮮が核開発を続けられないという前提での話ですけれども。
逆にいえば、それだけ北朝鮮はアメリカに主導権を握られているということでもありますし、北朝鮮にしてみれば、なんとかそれを打破したいと画策するのは当然のことです。
となると、やはり、北朝鮮問題についてトランプ大統領のアドバイザー役となっている安倍総理を突き崩す工作も起こしてくることは想定しておくべきですね。
北朝鮮は「日本人の北朝鮮協力者極秘リスト」を持っているとも言われていますけれども、今以上の安倍おろしを仕掛けてくるかもしれないですね。
コメント
コメント一覧 (1)
ここには多くの食料備蓄があるがその殆どは韓国・日本に流れている。
北にはそれ買うだけの資金がない、ひどい話だ。
中国がどのような判断をするかだ。
北には南と取引する材料は実は殆どない。
あるとすれば南北間の離散家族の再開と北の収容所の開放が唯一の取引材料と言う残酷な現実だ。
ムンジェインに南を指導する力はないがそう思いたいのだろう、金正恩も同様だ。
朝鮮半島の主役は昔も今も朝鮮人だ。
韓国企業はロシア沿海州の経済開発に協力できる力がある。
ロシアの石油が韓国に入るということだ。
韓国軍は朝鮮半島を軍事的に平定する能力を持っている。
ロシアと韓国の間に軍事協力が起こるということだ。
アメリカの力を朝鮮半島で過信しないことだ。
トランプと金正恩の話し合いの後に必ずプーチンとトランプの交渉が始まる。
トランプはプーチンと事を構える気はない。
ユーラシア大陸の新しい政治的・経済的枠組みの実利に参加したいだけだ。
イギリスがありとあらゆる干渉をトランプとプーチンにするだろう。
もしかすると安部晋三はトランプに足蹴にされてイギリスと組むと言いだすかもしれない。
良く似た者同士だよ、
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