今日はこの話題です……



2月7日、アメリカ国際貿易委員会は、中国から輸入される道路舗装工事用の素材が不当にアメリカ国内で安く販売され、アメリカ企業に被害を与えていると認定、更に、アメリカ国際貿易委員会は中国が輸出に不当な補助金を支給していたことも認定しました。

これは、ジョージア州の企業が、2016年1月に中国製品による被害に関する調査を申請していたことに対する答申で、商務省によると、2014年のアメリカの輸入額は前年比76.6%増の924万9000ドル(約10億円)にもなるそうです。

これにより372.81%の反ダンピング(不当廉売)税率が適用、更に中国の補助金支給額に相当する15.61%から152.5%の相殺関税率の適用も確定しました。

対象となったのは「二軸ジオグリッド」と呼ばれる素材なのですけれども、これは、土壁や地盤などを補強する目的で使用される合成樹脂製の網目状補強材(テンサー)のことです。

網目が四角形なものを「二軸ジオグリッド」、三角形のものは「三軸ジオグリッド」と呼ぶそうです。

軟弱地盤にも使えるため、最近注目を集めている工法のようですね。

中国はその昔、レアアースの大ダンピングをやって、世界のレアアース市場を潰して回った過去がありますからね。二度目は許さないということでしょう。

中国は反ダンピング税適用に「強い不満を持つ」として報復も辞さない構えでいるようですけれども、アメリカ相手に本気でどこまでやるのか、やれるのか。

米中衝突が囁かれる昨今、やはり最初の衝突は貿易から始まりそうですね。

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コメント

 コメント一覧 (1)

    • 1. 中狂そっ閉じ
    • 2017年02月09日 13:50
    • トランプだからこそ、米中激突は軍事レベルまで考えておかなければなりませんね。
      そして反日在日外国人の悲鳴が聞こえる(薄笑
    • 0
      kotobukibune_bot

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