今日は感想エントリーです。



暑い日が続きます。

特に今年は35℃以上、場所によっては40℃を超えるなど異常過ぎる暑さが続いています。日中外に出ると、空気からして暑いですから、息をするだけで暑いという、ちょっと凄すぎます。

今年、猛暑が続いているのは、太平洋高気圧が5000メートルほどの上空で強まったところ、チベット高気圧が更に上空の15000メートル付近で大陸側から張り出し、日本の上空で重なり始めたのが主な原因だとされています。要するに、高気圧が二つ重なるダブル高気圧ということです。

暖かい空気が二つの高気圧に押しつけられて地上付近で圧縮され、気温が上がったままになっている。日本列島が2枚の毛布をかぶっているような状態なのだそうです。

7月20日、気象庁はこの暑さは8月上旬にかけて続く見込みと発表。1ヶ月予報では、関東甲信から九州北部にかけ、平均気温が平年より高い確率が7割、九州南部と東北も6割と予想しています。

体感的には年々暑くなっているようにも思うのですけれども、100年単位で見ると確実に高くなっているようなんですね。

下のヒートマップは、気象庁のデータを基に6月から9月の東京における過去140年間の日別平均気温を表したものです。横軸は月、縦軸は年を示しています。升目の色が青から赤になるにつれて温度が高く、平均気温が20度なら黄緑、31度なら濃い赤になっています。

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このヒートマップによると、夏の気温は1920年代から徐々に上がり始めたことがわかります。1990年代に入ってからは、7月の前半から平均気温が30度を超える日も珍しくなくなり、 2000年代後半からは9月に入ってからも平均気温が30度を超える日が見受けられます。まさに「ヒートアイランド」ですね。

今年のダブル高気圧による酷暑は別にしたとしても、トータルでみてもやはり年々暑くなっていることは間違いないようです。

気温上昇の原因は複数考えられますけれども、人口の増加や都市化に伴うヒートアイランド現象の影響が強くなったことや、自動車の利用率上昇、機械化、工業化など社会生活そのものがより熱を放つスタイルに、変化をしていることなどが挙げらています。

このように社会や気候までもが変化しているのですけれども、ここ最近、その変化についていっていないところが問題視されるようになってきました。例えば学校です。

国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は、小学生の子供を持つ全国の保護者97名を対象に、夏休みについてアンケート調査を実施しました。驚くことに小学校のクーラーが「設置されていない」と回答した保護者の割合は34%にも達するという結果となりました。

ただこれも平均での話で、市町村によってクーラーの普及率はバラバラのようです。下の図は千葉県の市町村別のクーラー普及率ですけれども、県北部のように100%設置されているところもあれば、県央、南部などのように25%以下、場所によっては0%のところもあるようです。

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千葉県の公立小学校の先生によると、エアコンがない教室は、朝6時半時点で30℃を超え、窓を開けて空気を入れ替え、扇風機を回しても、熱い風が入れ替わるだけ。お昼には34℃にまで上がり、校舎の上の階に行くほど、屋上の熱を受けるため、気温は高くなるそうです。

子供達は2時間目が終わると暑さでぐったりし、頭から水道の水をかぶっている子もいる程だそうです、室内で体調を崩す児童が出てくるとのことで、授業を中断して水分補給をするそうです。

これでは流石に酷い。エアコン設置を進めるべきだと思いますけれども、やはり予算の問題がネックになるのだそうです。

エアコン設置費用一台数万円とみて、30クラスでも1000万あればなんとかなるのではないかとも思うのですけれども、そんな簡単な話でもないようです。というのも、古い学校ほどクーラーなんか想定してない時代に建っていて、電気容量も分電用の配電盤も足りない状況で、クーラー設置だけなら1000万で済むところが8000万くらいにまで跳ね上がるのだそうです。

名古屋大学の内田良准教授によると、都道府県別の公立小中学校エアコン設置率は、東京都の99.9%や香川県の97.7%に対し、愛媛県は5.7%と格差が大きく、その理由として財政負担が大きいからだと指摘しています。

現実に一校当たり億近い金が掛かるとなると、流石にどの自治体も一律にエアコンという訳にはいかないでしょう。

となると、次善の策として夏休みを長めにすることも考えられます。・

例えば台湾では、7月初旬頃から8月いっぱいが夏休みになります。こちらのブログで紹介されていますけれども、台湾の暑さはトンデモナイもののようです。

過去140年を見ても、年々暑くなっているというデータがありますし、今の「ヒートアイランド」の原因となる生活が直ぐに改善されるとも思えません。であれば、やはり、冬休みを減らすなり、春秋の授業数を増やすなり、何らかの工夫を行う余地があるのではないかと思いますね。
 

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