昨日の続きです。



10月2~3日に行われた共同通信の世論調査で、安倍内閣の支持率は46.5%と前回9月と比べて0.9ポイント減。不支持は1.8ポイント減の38.2%となりました。

また同じ日に行った読売新聞の調査では、支持率は50%と前月21~23日の調査の50%と変わらず。不支持は2ポイント減の39%とです。

初入閣閣僚を12人も出す大幅改造にも関わらず、支持率が変らないということはサプライズはなかったと同時に、従来路線から変更はないだろうと世間が見ているのだと思われます。まぁ、官房長官、財務省、外相、経産相はそのまま留任ですからね。まずまず妥当な評価だと思います。

それでも、相変わらず野党は「在庫一掃」だの「閉店セール内閣」だの「政治が責任を取っていない」だの批判一辺倒です。

ただ、社民党の又市征治党首が「憲法改正案の早期提出をにらんだ改憲シフト」と述べ、立憲民主党の福山幹事長が「安倍総理のお友達で憲法改正を本気でやるのは、逆に国民の不信感が高まるのではないか」と述べるなど、憲法改正への布石だと警戒感を示しているのは共通しています。いよいよやるのかと身構えている感じが伝わってきます。

まぁ、野党が批判するのは自由ですし、いつもの事ですけれども、公平にみて、野党が安倍改造内閣を「責任を取ってない」と批判するのは、人の事を言えた義理がありますか、と反発を受けるでしょう。なぜなら、野党自身も自らの疑惑解明から逃げているからです。

こちらのブログでは、そんな野党の態度を厳しく批判しています。要はダブスタだということです。

余談ですけれども、件のブログ主は、尊敬に値しない人物のことは「元首相」と呼び、尊敬に値する人物に対しては、退任後も「総理」との敬称をつけるという具合に使い分けしているそうですけれども、実は筆者も、民主党の総理大臣は「首相」、自民の総理大臣は「総理」と日比野庵ブログでも使い分けしていました。

野党、および反安倍のマスコミもそうですけれども、安倍内閣がやろうとしていることに悉く反対するか、モリカケのように疑惑に対して「悪魔の証明」を求めて延々と足を引っ張り続ける、という具合に、建設的なことを殆どやっていないという印象があります。

それは野党の支持率をみても明らかです。

野党第一党である立憲民主もANNの世論調査で、7月の13.1%が、8月に10.7%、9月には6.7%と急落。

こちらのブログでは、その理由を「期待していたものとかけ離れているからだ」と、真のリベラル政党の誕生を期待していたのが裏切られたと糾弾しています。

アンチ安倍総理の政治アナリスト、伊藤惇夫氏ですら、「立憲民主党が失速した理由に、悪い意味でのリベラル臭が強くなってきたことが挙げられるでしょう。……要するに社会党臭なんですね。……『民主党の失敗を超えられる新しい政党かと期待していたら、要するに昔の社会党じゃないか』と有権者が失望した可能性はあると思います」と指摘しています。

ここに来て立憲民主の枝野党首は「やっぱり政権を握って、この国を動かすために政治家やってるんで。自分が総理大臣になれないことが確定した時点で辞めますよ」とインタビューに答えたり、「野党第1党の党首であるわたしが『ポスト安倍』だ」と発言し始めていますけれども、批判だけして何もしない政党だとの声が届いているのかもしれません。

けれども、それならそれで、政権を担えるだけのものを見せて貰わなければなりません。いつまでも、モリカケではどうしようもない。また、延々と何時間も演説したとて、それが相手の心に響かなければ意味はないし、行動が伴わなければやはり信頼されません。

それでも尚、モリカケを批判し、足を引っ張り続けるのなら、枝野党首の総理を目指しているという言葉そのものが「口だけだ」と見做されると思いますね。

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