今日はこの話題です。



韓国の反日が爆走しています。

韓国のヒップホップ、「防弾少年団(BTS)」なるグループが問題になっています。

なんでも「防弾少年団」のメンバーが、原爆投下が描かれたTシャツ着用していたと、韓国のネットニュースで掲載されていたのが発端のようです。問題のTシャツには「愛国心」「私たちの歴史」「解放」「韓国」を意味する英語とともに、原爆投下後にキノコ雲が上がる写真と、万歳する人々の姿がプリントされています。

これを東スポが非常識だと報じたところ、ネットを中心に問題視する声が浮上。

更に、「防弾少年団」が年末の紅白出演が内定しているとの報道があるや、炎上しました。

これを受け、NHKは紅白へのオファーの検討を見送り。出演を打診していたフジテレビ「FNS歌謡祭」も9日までに撤回。12月下旬放送予定のテレビ朝日「ミュージックステーション・スーパーライブ」も出演案が消滅したと伝えられています。

件のTシャツをデザインしたLJカンパニーのイ・グァンジェ代表は韓国メディアに対し「反日感情と日本に対する報復などの意図があるわけではなかった……若者たちが着るファッションに歴史意識を込めれば、少しでも歴史に興味をもってもらえるのでは……原爆が投下され、日本が無条件降伏したために、韓国は解放されたという歴史の順序を表現するものだった……反日感情を助長しようとする意図はなく、防弾少年団に対して申し訳ない」と防弾少年団への謝罪を述べているようです。

けれども、日本に報復する意図がないのであれば、日本へも、とくに被爆者とその遺族に謝罪してしかるべきです。どこかで謝罪しているのかもしれませんけれども、その辺りの報道は少しも見当たりません。

このTシャツを販売しているサイトにはほかにも竹島Tシャツだとかも販売しているようで、元から、そっち方面に振ったブランドかもしれません。

ただ、仮に売る方が反日意図はなかったとしても、買う側にしてみれば、反日意図で持って着るケースだってある訳です。問題のシャツを着ていた「防弾少年団」のメンバー、ジミンは「たまたま着ていただけ」と釈明していたのですけれども、今度は「防弾少年団」のはリーダーであるラップモンスターが原爆ジャンパーを着ていたのが発覚。本当にたまたまだったのかとの疑問の声が上がっています。

この 「防弾少年団」は他にも物議をかもす動画を配信しているようで、2016年3月11日に日本向けに掲載された日本語バージョン動画「RUN」は廃墟のような場所をイメージして作られたイメージビデオでメンバーが日本語で楽曲をうたっています。

その中で、水に沈んだ男性が溺れて苦しんでもがくシーンがあり、東日本大震災で亡くなった人たちや遺族を馬鹿にしているのではないかと炎上しています。

更には、ナチスドイツをモチーフとしたファッションやライブをしていることが報じられています。国内でひっそりと隠れてやるのならまだしも、堂々とライブしさらにyoutubeで配信するとは、かなりリスキーです。

確か2年程前、日本のアイドル「欅坂46」がハロウィーンコンサートで、ナチス風の軍服を着ていると世界で報道され、大問題になったことがありました。

これに対し、アメリカのユダヤ系人権団体「サイモン・ヴィーゼンタール・センター」が謝罪を求める声明を発表。「欅坂46」の関係者は、ナチス・ドイツの軍服との関係を否定していたものの、「欅坂46」所属元の親会社であるソニー・ミュージックエンタテインメントは即、ウェブ上で「認識不足」だったと謝罪し、プロデューサーの秋元康氏も「ありえない衣装」だったと同じく謝罪しています。

この時の「欅坂46」の衣装はナチスの象徴ともいえる「ハーケンクロイツ」はなく、ナチの軍服や制服と似てない点もあります。けれども、ここまで問題視されるということは非常に敏感な問題であるということです。

ナチスを連想させるコスチュームで問題になったのは「欅坂46」だけではありません。

2014年、韓国の「PRITZ」というアイドルグループが釜山で講演をしたのですけれども、4人のメンバーは左腕に、赤地に白い丸があり、その中央に黒い「×」の柄が描かれている腕章をしていました

その映像がYouTubeにアップされると「ナチスを連想させる」などとして炎上。PRITZの所属事務所であるPANDAGRAMは「衣装が論争の的になるとは思ってもいなかった。決してわざとではありません。準備した真っ黒な衣装があまりに普通すぎると思ったデザイナーが、腕章を付け足した。この腕章とナチスはまったく関係ありません」と反応。その後、「これにより、ナチズムのシンボルであるハーケンクロイツを連想させ、多くの方に不快な思いをさせた点、心より謝罪する」としながらも、「しかし、我々が全世界の嫌悪するナチスを擁護し、腕章をつける理由はない。絶対にナチスとは一切関係がなく、追従もしていない。皆さんと同じように嫌っている」と回答しています。

「PRITZ」のナチ衣装が問題となった時、中央日報は社説「韓国ガールズグループのナチ衣装、無知は弁解にならない」の中で、「PRITZ」の所属事務所が「ナチとは関係がない」とのコメントに「私たちの目に映るさまざまな証拠から彼らの言葉には信頼が置けない」と批判し、次のように綴っています。
韓国に暮らしているユダヤ人の1人として、私はこのグループによって大きな衝撃を受けることはなかった。今年初め、私はSBS(ソウル放送)の音楽番組「人気歌謡」で、アイドルグループのSPEEDのメンバー1人が白の丸いパッチが入っている赤い腕章をつけてナチのユニフォームとそっくりの衣装を着ているのを見た。そして、今年9月にはファッション雑誌CeCiでボーイズグループの防弾少年団のメンバーのRAP MONSTER(ラップ・モンスター) がスヴァスティカの上に鷲が座っている模様の入った帽子をかぶっているグラビアを目にした。
ようするに、ナチを連想させる衣装を何度も目にしているというのですね。この記事を書いた人は、自身を韓国に住むユダヤ人と述べていますけれども、ゆえに、彼らの弁解は信用できないと断じているのだと思います。

この記者は同じ社説で「私は韓国の大衆文化にナチの象徴がしばしば登場する事実が非常に不審に思われる。……私の考えでは、ナチファッションは旭日旗が描かれた服を着るのと同じだ。……ナチの象徴は韓国の人々に旭日旗ぐらい嫌な存在でなければならない」と述べています。

今の韓国は旭日旗はおろか、放射状のデザインですら、旭日旗だと批判するまでに拒絶しています。「ズワイガニが旭日旗に見える」だとか、「清州市役所本館1階の天井の作りが旭日旗に見える」だとか狂信的とも思えるほどの拒否反応です。

であれば、中央日報のユダヤ人記者の指摘するように「ナチの象徴」を連想させるものについては徹底的に糾弾してしかるべきです。

同じように「防弾少年団」の原爆Tシャツや原爆ジャンパーも非常に敏感な問題です。「たまたま着ていただけ」という説明で収まるレベルの話ではありません。

仮に、「防弾少年団」側が直ぐに謝罪コメントを出していれば、大炎上する前に収束したかもしれなかったかもしれません。「防弾少年団」側の対応の遅れが、ここまでの事態を引き起こしているような気がします。

ところが、韓国マスコミは「防弾少年団」を批判するどころか、逆切れ気味です。

11月10日、「朝鮮日報」「Mステが防弾少年団出演見送り、『原爆Tシャツ』を問題視」と題した記事を公開。Mステ出演見送りの理由を「日本の極右勢力」が「防弾少年団」の番組出演に抗議したためだと思われる、としています。

また、「中央日報」も9日付記事「『防弾少年団が反日グループ?』 日本メディアの難癖で、Mステ出演が突然見送りに」で、「最近、ある日本メディアが、メンバーのジミンが過去に着たTシャツを取り上げて防弾少年団が『反日活動』をしていると報じたことに伴うものとみられる」と批判しています。

タイトルに難癖と付けている以上、彼らは日本の不快感をそのように見ているということです。

中央日報には、ナチを連想させる衣装について「無知は弁解にならない」と猛批判したユダヤ人記者がいた筈です。彼の声はどこにいったのでしょうか。

彼のロジックに従えば、「原爆Tシャツは韓国の人々に旭日旗ぐらい嫌な存在でなければならない」筈です。それを「難癖」としか受け止められないのであれば、理解にも友好にも程遠い。

韓国は旭日旗を拒絶し、日本は海自艦の韓国での観艦式出席を見送りました。同じく、韓国に「原爆Tシャツ」に対すて同じ配慮があるならば、「防弾少年団」は来日を自粛してしかるべきということになります。

「防弾少年団」が「原爆Tシャツ」を「たまたま着ただけ」だとか、シャツのデザイナーが「反日の意図はなかった」と説明するだけで、日本に対する謝罪がないのであれば、日本からの批判は元より、彼らの日本への入国に対する拒否の声があがるのも仕方ないと思いますね。
 

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